柴犬と過ごした土曜の午後が、思ったより疲れる話

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先週の土曜、久しぶりに晴れたから公園に行った。

うちの柴犬、名前は「まる」っていうんだけど、この子がもう朝からソワソワしてて。窓の外を見てはこっちを振り返り、また窓を見て、っていうのを30分くらい繰り返してた。わかったよ、行くよ、ってリードを手に取った瞬間の飛び跳ね方ったらない。玄関で靴履いてる間も、ずっと尻尾が高速回転してる。

公園に着いたのは午前10時過ぎ。春先の陽射しって独特の明るさがあって、まだ空気は少しひんやりしてるのに光だけは強い感じ。芝生の匂いと、どこかで誰かが淹れてるコーヒーの香りが混ざってた。平日だったら人も少ないんだろうけど、土曜だからか家族連れとか犬連れとか、意外と賑わってる。

リードを外した瞬間、まるは一目散に走り出した。柴犬って小型犬のカテゴリーに入るけど、走る速度は結構あるんだよね。最初はボール投げをしようと思ってたんだけど、まるはボールにあんまり興味を示さなくて、ひたすら芝生の上を走り回ってる。ときどき急停止して地面の匂いを嗅いで、また走る。何が楽しいのかよくわからないけど、本人というか本犬は満足そう。

そういえば去年の夏、別の公園で同じことやったときに、まるが池に飛び込んだことがあった。柴犬って基本的に水嫌いな子が多いって聞いてたから油断してたんだけど、カモを追いかけてそのまま「ドボン」って。慌てて引き上げたら、全身びしょ濡れでブルブル震えながらこっちを見上げてくるわけ。あのときは本当に焦った…タオル持ってきてなかったし。

今日はそんな失敗をしないように、池のない広場を選んだ。芝生が一面に広がってて、端っこに桜の木が何本か植わってる場所。まだ桜は咲いてないけど、蕾がふくらみ始めてて、あと一週間くらいで開きそうな感じだった。

30分くらい遊んでたら、まるが急に走るのをやめて、近くのベンチの下に潜り込んだ。何かと思ったら、そこで休憩してたおじいさんが、ポケットからビスケットを取り出してまるにあげようとしてた。「あ、すみません、勝手に食べちゃって」って謝ったら、「いいのいいの、可愛いねえ」って笑ってくれた。まるはしっぽ振りながらビスケットをもらって、満足そうに食べてる。人懐っこいのはいいけど、知らない人からホイホイ食べ物もらうのはどうなんだろう。

ベンチに座って少し休憩してたら、隣で遊んでた子供たちがこっちに寄ってきた。「犬、触っていいですか?」って丁寧に聞いてくれる。最近の子は礼儀正しいなあと思いながら、「いいよ、優しく撫でてあげてね」って言った。まるは子供が好きなのか、おとなしく撫でられてる。一人の男の子が「この犬、笑ってるみたい」って言ったのが妙にツボに入った。確かに、柴犬って口角が上がってる子が多くて、笑ってるように見えるんだよね。

昼前になると、さすがに疲れてきたのか、まるの動きが鈍くなってきた。走るスピードも落ちて、途中で立ち止まって舌を出してハァハァしてる。水入れを持ってきてたから、それを差し出すとゴクゴク飲んでた。犬用の折りたたみボウルって便利だよね。「ドッグパル」っていうブランドのやつ使ってるんだけど、コンパクトで持ち運びやすい。

芝生に寝転がって空を見上げたら、雲がゆっくり流れてた。まるは隣で丸まって、目を細めてる。こういう時間って、特に何をするわけでもないんだけど、なんとなく満たされた気分になる。スマホの通知とか、明日の予定とか、そういうのが全部遠くに行く感じ。

帰り道、まるは疲れたのか、いつもより歩くのが遅かった。たまに立ち止まってこっちを見上げてくる。「もう歩けない」って顔してるけど、抱っこするには重いんだよね、柴犬。「頑張れ、もうすぐ家だから」って励ましながら歩いた。家に着いたら、まるは玄関でそのまま寝てしまった。

次の土曜も晴れるといいな、って思ったけど、天気予報は曇りマークだった。

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