柴犬と豆柴って何が違うの?ペットショップで恥かいた話

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ペットショップで「豆柴ください」って言ったら、店員さんに微妙な顔をされた。

あれは去年の秋、友達がSNSに載せてた小さな柴犬があまりにも可愛くて、衝動的に近所のペットショップに飛び込んだときのこと。「豆柴が欲しいんですけど」って言ったら、店員さんが「ああ…」って感じで言葉を濁したんだよね。そのときは何が問題なのかさっぱりわからなくて、ただ立ち尽くしてた。で、結局その日は何も買わずに帰って、家でめちゃくちゃ調べまくったわけ。

結論から言うと、豆柴っていうのは犬種として公式に認められてない。日本犬保存会とかジャパンケネルクラブみたいな血統書を発行する団体では、柴犬という犬種しか存在しなくて、豆柴は単に「小さめの柴犬」を指す通称みたいなものらしい。つまり柴犬の中でサイズが小さい個体を、ペット業界やブリーダーが「豆柴」って呼んでるだけ。これを知ったとき、なんかすごく騙された気分になったというか、いや別に誰も嘘はついてないんだけどさ。

体重で言うと、標準的な柴犬のオスは9キロから11キロくらい、メスは7キロから9キロくらいが理想とされてる。一方で豆柴として売られてる子たちは、成犬になっても4キロから6キロくらいに収まることを目指して繁殖されてるんだって。見た目の印象としては、豆柴のほうが明らかに一回り小さくて、マンションとかで飼うにはちょうどいいサイズ感。散歩してるの見かけると、ぬいぐるみが歩いてるみたいで本当に可愛いんだよね。

ただここからが問題で、豆柴として販売されてる子犬が、本当に成犬になっても小さいままかどうかは保証されてないケースが多い。というのも、子犬の段階では誰だって小さいわけで、その子が将来的にどれくらいのサイズになるかは遺伝や育て方に左右される部分が大きいから。悪質なブリーダーだと、単に成長を抑えるために食事制限したり、小さく生まれた未熟児を「豆柴」として高値で売ったりするケースもあるらしくて、それ聞いたときはマジで引いた。

余談なんだけど、私の実家で昔飼ってた雑種犬も、拾ってきたときは手のひらサイズで「きっと小型犬だね」なんて言ってたのに、最終的に15キロ超えの中型犬になったことがある。

性格については、柴犬も豆柴も基本的には同じ。警戒心が強くて、飼い主には忠実だけど他人にはそっけない、あの独特のツンデレ気質は共通してる。朝の6時くらいに散歩してると、柴犬飼ってる人たちがよくいるんだけど、みんな飼い主以外には目もくれない感じで颯爽と歩いてて、あの凛とした雰囲気がたまらなく好き。ただサイズが小さい分、豆柴のほうが若干臆病になりやすいとか、吠えやすくなる傾向があるって話も聞く。これは小型犬全般に言えることだけど、体が小さいと警戒心が強くなるのは自然なことかもしれない。

値段の話をすると、これがまた微妙なんだけど、豆柴として売られてる子犬のほうが普通の柴犬より高いことが多い。普通の柴犬が15万円から25万円くらいなのに対して、豆柴は30万円から50万円、血統や見た目によってはそれ以上することもある。需要と供給の問題なんだろうけど、公式に認められてない「サイズ違い」にこれだけプレミアがつくのは、なんだか釈然としない気持ちになる。

実際にペットショップで見比べてみると、豆柴の子犬は確かに骨格が華奢で、顔つきも丸っこくて幼い印象が強い。でも隣のケージにいた普通の柴犬の子犬だって十分可愛いわけで、この子たちが成長したときにどれくらい違いが出るのかは正直わからない。ブリーダーさんによっては親犬を見せてくれるところもあるから、そういうところで実際に確認するのが一番確実だと思う。

健康面でいうと、極端に小さく繁殖された豆柴は、遺伝的な問題を抱えやすいリスクがある。膝蓋骨脱臼とか、心臓の疾患とか、普通の柴犬より病気になりやすい傾向があるって獣医さんが言ってた。これは無理な繁殖の弊害で、見た目の可愛さを優先しすぎた結果なんだろうね。だから豆柴を迎えたいなら、信頼できるブリーダーを見つけることが何より大事。

結局のところ、豆柴を選ぶか普通の柴犬を選ぶかは、住環境とか好みの問題になってくる。マンションで飼うなら小さいほうが楽だし、庭があるなら標準サイズでも問題ない。ただ「豆柴」という名前に惑わされずに、その子自身の健康状態や親犬の情報をしっかり確認してから決めたほうがいい。

あのペットショップの店員さんが微妙な顔をした理由、今ならよくわかる。多分、この手の説明を何度もしてきたんだろうな…。

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