柴犬と豆柴って結局なに?ペットショップで恥かいた話

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「豆柴ください」って言ったら、店員さんに微妙な顔された。

あれは去年の秋、友達が柴犬を飼い始めて、その小ささに一目惚れしてしまった私は、勢いでペットショップに向かったんだよね。で、店員さんに「豆柴が欲しいんですけど」って伝えたら、なんか言いにくそうに「ああ…豆柴ですか」って。その時の空気感、今でも思い出すと顔が熱くなる。

豆柴っていうのは、実は犬種として正式に認められてないらしい。これ、知らない人めちゃくちゃ多いと思う。私も完全に「柴犬の小型版=豆柴」だと思ってたから。でも実際は、柴犬の中で小さめに育った個体を「豆柴」って呼んでるだけで、血統書上は全部「柴犬」なんだって。ジャパンケネルクラブっていう犬の登録機関でも、豆柴っていう区分は存在してない。

体重でいうと、標準的な柴犬はオスで9〜11キロ、メスで7〜9キロくらい。豆柴として売られてる子たちは、だいたい4〜6キロを目安にしてるみたい。ただここが問題で、子犬の時点で「この子は豆柴サイズで育ちます」って断言できないんだよね…成長してみたら普通の柴犬サイズになっちゃったっていう話、ネットで調べたらゴロゴロ出てくる。

そういえば前に行った喫茶店、名前が「マメシバコーヒー」だったんだけど、店内に柴犬グッズが大量に飾ってあって。でもよく見たら全部普通サイズの柴犬で、豆柴は一匹も描かれてなかった。店主のこだわりなのか、それとも単に小さくて可愛い感じを出したかっただけなのか。コーヒーは普通に美味しかったけど。

価格差もけっこうある。普通の柴犬が15万〜30万円くらいなのに対して、豆柴として売られてる子は30万〜50万円、中には80万円とかするケースも。小さいほうが高いって、なんか不思議な感じしない?でもこれ、需要と供給の問題で、小さい個体を意図的に作り出すのが難しいから値段が上がるらしい。

ブリーダーによっては、小さい親同士を掛け合わせて小型化を狙ってるところもあるんだけど、これがまた賛否両論で。無理に小型化すると健康面でリスクが出るって指摘する獣医さんもいるし、「犬種として確立させるべき」っていう意見もある。私が話を聞いた店員さんは「成犬になった時のサイズ保証はできない」ってはっきり言ってた。その正直さ、逆に好感持てたけど。

性格とか気質に関しては、基本的に柴犬も豆柴も変わらない。警戒心が強くて、飼い主には忠実。散歩は毎日必須だし、抜け毛もすごい。春と秋の換毛期なんて、部屋中が毛だらけになるって友達が嘆いてた。掃除機かけても翌日にはまた毛の塊が転がってるらしい。サイズが小さいからって飼いやすいわけじゃないんだよね、結局。

飼育スペースでいえば、確かに豆柴サイズのほうが省スペースではある。でも運動量は体の大きさに比例しないから、小さくても毎日30分以上の散歩は必要。マンションで飼うなら豆柴のほうが向いてるかもって思うかもしれないけど、鳴き声の大きさは体のサイズとあんまり関係ないし、柴犬特有の頑固さも変わらない。

結局私はあの日、何も買わずに帰ってきた。店員さんに「成犬のサイズが予測できないリスク、理解してますか?」って真顔で聞かれて、正直ビビった。勢いで決めるもんじゃないなって。

今でもたまに散歩中の柴犬見かけると、あれは豆柴なのか普通サイズなのか気になって見ちゃう。でも飼い主さんに「豆柴ですか?」なんて聞けないし、聞いたところで「さあ…大きくなっちゃって」って言われそうだし。

要するに、豆柴っていうのは柴犬の中の小さめサイズを指す通称みたいなもので、確実に小さいまま育つ保証はどこにもない。それでも小さい柴犬が欲しいなら、成長後のサイズにこだわらない覚悟が必要ってこと。

私?まだ飼ってないよ。いつか飼うかもしれないけど、その時は「柴犬」として迎えると思う。大きくなっても小さいままでも、どっちでもいいやって思えるようになってから…かな。

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