柴犬と暮らして三年目、やっと気づいた「なんか変だな」のサイン

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うちの柴犬が初めて吐いたのは、確か夏の終わりだった。

朝の六時半。いつもならカリカリとフードを食べる音が聞こえるはずなのに、その日はやけに静かで。リビングに行ったら、床に白っぽい泡みたいなものがあって、本人(本犬?)はケロッとした顔でこっちを見てた。あの時は正直パニックになって、動物病院の診察時間まで三時間もスマホ片手にソワソワしてたっけ。結局ただの食べ過ぎだったんだけど、それ以来、「柴犬って意外と繊細なんだな」って思うようになった。

柴犬がかかりやすい病気っていくつかあるんだけど、一番厄介なのはアレルギー関連かもしれない。うちの子も一歳過ぎたあたりから、足の裏を執拗に舐めるようになって。最初は癖かなと思ってたら、指の間が赤くなってきて、病院で「アトピー性皮膚炎の可能性がある」って言われた時は結構ショックだった。それからフードを変えたり、シャンプーを低刺激のものにしたり、試行錯誤の日々。柴犬って日本の気候に適応してるイメージだったから、まさかアレルギーに悩まされるとは思わなくて。

膝蓋骨脱臼っていう、膝のお皿がずれちゃう病気も柴犬には多いらしい。散歩中に急に片足をあげてケンケンし始めたら要注意。あと、目の病気。緑内障とか白内障とか、人間と同じような病気になるんだよね。六歳過ぎたあたりから定期的に眼圧測ってもらってるんだけど、正直最初は「そこまでやる必要ある?」って思ってた。でも獣医さんに「緑内障は失明することもある」って聞いて、ちゃんと診てもらうことにした。

そういえば、近所に「わんわんパーク」っていうドッグランがあるんだけど、そこで会った柴犬の飼い主さんが「うちの子、認知症になっちゃって」って話してたのを思い出す。夜中にずっと鳴き続けたり、壁に向かって歩き続けたりするらしくて。柴犬って長生きする子が多いから、そういう老齢性の病気も覚悟しておかなきゃいけないんだなって、その時しみじみ思った。

飼育で気をつけてることといえば、やっぱり体重管理。柴犬って食欲旺盛だから、あげればあげただけ食べちゃう。うちは一時期、可愛さに負けておやつをあげすぎて、健康診断で「ちょっと太り気味ですね」って指摘されたことがある。それ以来、おやつは一日二回まで、フードも計量カップできっちり測るようにしてる。太ると関節に負担がかかるし、糖尿病のリスクも上がるから。

それと、ブラッシング。

これ、本当に大事。柴犬の抜け毛ってすごいんだよね。特に春と秋の換毛期は、部屋中が毛だらけになる。最初の年は掃除が追いつかなくて、友達が遊びに来た時に「これ、カーペット何色だっけ?」って言われたくらい。でもブラッシングをサボると、皮膚トラブルの原因にもなるし、抜け毛が絡まって皮膚炎を起こすこともあるらしい。だから今は毎日、テレビ見ながらブラッシングしてる。本人も気持ちよさそうにしてるし、コミュニケーションの時間にもなってる。

耳掃除も忘れちゃいけない。柴犬は立ち耳だから比較的耳の中が蒸れにくいんだけど、それでも定期的にチェックしないと外耳炎になることがある。耳の中が赤かったり、変な臭いがしたり、頭を振る仕草が増えたら要注意。うちは月に一回くらい、専用のイヤークリーナーで拭いてあげてる。最初は嫌がってたけど、終わったあとにおやつをあげるようにしたら、最近は大人しくやらせてくれるようになった。

歯磨きは…正直、まだ苦戦してる。歯周病って三歳以上の犬の八割がかかってるって聞いて、焦って始めたんだけど、めちゃくちゃ嫌がられて。今は歯磨きガムでごまかしてるけど、本当は毎日ちゃんと磨いてあげたほうがいいんだよね。わかってるんだけど…。

日々の観察が一番大切なのかもしれない。いつもと違う行動、食欲の変化、排泄の様子。朝起きた時の目の輝き、散歩中の歩き方、呼んだ時の反応速度。毎日一緒にいるからこそ気づける「なんか今日はおかしいな」っていう感覚を信じること。数値や知識も大事だけど、結局のところ、その子のことを一番わかってるのは飼い主だから。

完璧にできてるわけじゃない。たまにサボるし、忙しくて適当になる日もある。でも、気づいた時にちゃんと向き合えばいいんじゃないかな、って最近は思ってる。

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