
うちの柴犬が夏の散歩中に倒れかけたことがある。
あれは確か7月の夕方6時過ぎだったと思う。「もう日が落ちてきたし大丈夫だろう」って軽い気持ちで散歩に出たんだけど、アスファルトに手を当ててみたら、めちゃくちゃ熱かった。人間の体感温度と地面の温度って全然違うんだよね。柴犬は地面に近いところを歩いてるわけで、私たちが「ちょっと暑いかな」くらいに感じてる時、彼らはサウナ状態。実際、アスファルトの温度は気温より20度以上高いこともあるらしい。それ以来、散歩前には必ず地面を5秒くらい触って確認するようになった。熱くて手を当てていられないなら、犬の肉球だって耐えられない。
水分補給についても最初は全然意識してなかったんだけど…。
犬用の携帯ボトル、最初は「そこまでしなくても」って思ってた。家に帰ってから飲ませればいいじゃんって。でも獣医さんに「犬は人間より体温調節が下手だから、喉が渇いたと感じた時点でもう遅い」って言われて、ハッとした。今は「ドギーウォーター」っていう折りたたみ式の給水ボトル持ち歩いてる。15分歩いたら一回休憩して水を飲ませる、これを徹底するだけで散歩から帰ってきた後の犬の様子が全然違う。ぐったりしてないし、ご飯もちゃんと食べる。
そういえば去年の冬、友達が「寒いから散歩サボってもいいよね」って言ってて、私も内心「わかる〜」って思ってたんだけど。
実は寒い時期の散歩も注意点だらけで。朝早い時間帯、特に1月2月の凍えるような朝は、急に運動すると心臓に負担がかかるんだって。人間でもそうだけど、犬も同じ。だから冬の散歩は、家の中で軽くストレッチというか、ちょっと歩かせてから外に出るようにしてる。それと、雪が降った後の散歩は融雪剤に気をつけないといけない。あれ、肉球に付くと炎症起こすことがあるから、帰ってきたら足を拭くか、軽く洗ってあげる必要がある。面倒だけど、後で病院行く方がもっと面倒だし。
散歩の時間帯って、つい自分の都合で決めがちだけど、犬の年齢によって変えた方がいいらしい。
子犬の頃は朝晩2回、各30分くらいがベストって言われてたけど、うちの柴犬も7歳過ぎたあたりから、なんとなく歩くペースが落ちてきた。無理に長距離歩かせると、次の日足を引きずってたりする。老犬になってくると関節に負担がかかるから、距離を短くして回数を増やす方がいいみたい。1回20分を1日3回とか。最初は「え、3回も?」って思ったけど、やってみると犬の方が楽しそうだし、私も気分転換になって意外と悪くない。
リードの持ち方ひとつとっても、実は健康に関わってくる。
ぐいぐい引っ張られるまま歩いてると、犬の首や気管に負担がかかるし、飼い主の肩も痛める。ハーネスに変えてから、うちの柴犬の咳が減った。首輪だと気管を圧迫してたみたい。それと、リードは短く持ちすぎても長すぎてもダメで、犬が自然に歩ける程度の余裕を持たせるのがコツ。これが意外と難しくて、私も最初は全然できなくて、犬に「下手くそだな」って顔されてた気がする。
あと、散歩コースを毎日同じにしてる人、多いと思うんだけど。
たまにはルート変えた方がいい。犬にとって散歩は運動だけじゃなくて、脳の刺激にもなるから。新しい匂い、新しい景色、新しい音。これが認知症予防にもなるらしい。うちは週に2回くらい、いつもと違う道を通るようにしてる。最初は犬も戸惑ってたけど、今は新しいルートの日の方がテンション高い。ただ、あんまり刺激が強すぎる場所、例えば工事現場の近くとか、大通り沿いとかは避けた方がいい。ストレスになっちゃうから。
帰宅後のケアも散歩の一部だと思ってる。
足の裏チェック、これ本当に大事。小石が挟まってたり、ガラスの破片が刺さってたり、気づかないで放置すると感染症になることもある。それと、ダニチェック。草むらに入った日は特に念入りに。耳の後ろとか、お腹とか、毛に隠れてる部分を指で触って確認する。見つけたら無理に引っ張らないで、ピンセットで取るか病院に行く。
正直、こんなに気を使うことになるとは思ってなかった。
散歩なんて、リード持って外歩けばいいだけだと思ってたから。でも犬飼ってみて分かったのは、散歩って犬の健康管理の中で一番大事な時間だってこと。運動不足も問題だけど、やりすぎも問題。暑すぎても寒すぎてもダメ。水も必要だし、コースも考えないといけない。面倒だなって思う日もあるけど、まあ、それも含めて飼うって決めたわけだし。
犬の方は、たぶん何も考えてないけどね。


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