柴犬との散歩で学んだ、健康を保つための意外な落とし穴

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うちの柴犬が膝を痛めたのは、去年の秋口だった。

獣医さんに言われて初めて気づいたんだけど、散歩って「ただ歩けばいい」ってもんじゃないらしい。私はそれまで、朝晩2回、きっちり30分ずつ歩かせていれば完璧だと思い込んでいた。犬の健康本にもそう書いてあったし、近所の犬友達もみんなそうしてるって言ってたから。でも実際は、その「きっちり」が逆効果だったみたい。

柴犬って、見た目以上に関節が繊細なんだって。特にアスファルトの上を毎日同じペースで歩かせ続けると、人間でいうところの疲労骨折みたいな状態になりやすいらしい。私の場合、朝6時半と夕方5時、ほぼ時計みたいに正確な時間に散歩してた。同じルート、同じ速度。犬のためを思ってやってたことが、実は関節をすり減らしてたなんて。

温度管理も盲点だった。夏場の早朝なら涼しいと思ってたんだけど、地面の温度は全然違う。午前6時でも、前日の熱がアスファルトに残ってて、犬の肉球には結構な負担になってるって。試しにある朝、裸足で外に出てみたことがある。玄関出て3秒で後悔した。じんわり熱いっていうか、長時間いたら確実に低温やけどするやつ。人間は靴履いてるから気づかないだけで、犬はあれを毎日素足で歩いてるわけで…。

ちなみに私、大学時代にマラソンサークルに入ってたんだけど、そこの先輩が「毎日走るより、週3で休息日を入れた方が記録伸びる」って言ってたのを思い出した。当時は「サボる言い訳じゃん」って内心バカにしてたんだけど、今なら分かる。回復する時間がないと、体はどんどん壊れていくんだよね。犬も同じだった。

散歩の時間帯を変えるだけで、犬の様子が全然違ってくる。夏なら夜の9時過ぎ、地面が完全に冷めてから出るようにしたら、うちの子の歩き方が明らかに軽くなった。冬は逆に、日中の暖かい時間帯の方が筋肉が柔らかくなって怪我しにくいって獣医さんに教わった。「健康のために規則正しく」っていう固定観念が、一番危なかったのかもしれない。

それと水分補給。人間は喉が渇いたら自分で水飲むけど、犬は飼い主が気づかないと脱水症状になる。特に冬場は油断しがちで、寒いから喉渇かないだろうって思い込んでた。でも実際は、冬の乾燥した空気の中を30分も歩けば、犬だって相当水分失ってる。私が使ってるのは「ワンダフルボトル」っていう携帯用の給水ボトルなんだけど、これを持ち歩くようになってから、散歩中の犬の舌の出し方が変わった気がする。

足の裏のチェックも怠っちゃいけない。小石が挟まってたり、ちょっとした切り傷があったりすると、それをかばって歩くせいで変な筋肉の使い方になる。人間でいう、靴擦れしたまま無理して歩き続けるような状態。散歩から帰ったら必ず足を拭くついでに、肉球の間とか爪の周りとかをチェックする習慣をつけた方がいい。面倒だけど、これやるかやらないかで全然違う。

あと、意外と見落としがちなのが散歩の「質」。距離や時間ばかり気にして、犬が何を感じてるかを無視してた自分に気づいた時は、ちょっとショックだったな。犬にとっての散歩って、運動だけじゃなくて情報収集の時間でもあるらしい。他の犬の匂いを嗅いだり、季節の変化を感じたり。私が「早く早く」って引っ張ってたせいで、犬はずっとストレス溜めてたのかもしれない。

結局のところ、完璧な散歩マニュアルなんて存在しないんだと思う。その日の気温、犬の体調、地面の状態、全部が毎日違うわけで。教科書通りにやることより、目の前の犬をちゃんと見ることの方が、よっぽど大事だったりする。

今日も散歩に行くけど、何分歩くかは決めてない。犬が疲れたら帰ってくる。それでいいんじゃないかな、って最近は思ってる。

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