
昨日の午後、久しぶりに近所の公園に行ったんだけど。
うちの柴犬のマロンが、玄関でリードを咥えて待ってる姿を見たら断れなくてさ。最近ずっとデスクワークで体が鈍ってたし、ちょうどいいかなって思って出かけたんだよね。公園に着いたのは14時過ぎくらいだったかな。空が信じられないくらい青くて、風が頬に当たるたびに春の匂いがした。花粉症の俺にはちょっとキツい季節なんだけど、この日ばかりは鼻水も忘れるくらい気持ちよかった。
マロンはリードを外した瞬間、もう制御不能。芝生の上を全速力で駆け回って、時々こっちを振り返っては「追いかけてこいよ!」って顔するの。あの得意げな表情、飼い主としては癪だけど可愛いんだよな。俺も本気で追いかけてみたんだけど、10メートルくらいで息が切れて「ちょっと待て…」ってなった。情けない。
公園の隅っこにある桜の木の下で一度休憩した時、隣のベンチに座ってたおばあちゃんが「元気なワンちゃんねぇ」って声をかけてくれてさ。「うちの孫も犬飼いたいって言うんだけど、マンションだから無理でね」なんて話を聞きながら、マロンは勝手に落ちてる枝を拾ってきて俺の足元に置いた。投げろってことらしい。おばあちゃんが笑ってたから、まあいいかって思って枝を遠くに投げたら、マロンは弾丸みたいに飛び出していった。戻ってくる時、なぜか全然違う枝を咥えてたけど。
そういえば前に、マロンを連れて海に行った時のことを思い出した。あれは去年の夏だったかな。波打ち際で遊ばせてたら、いきなり海に飛び込んで泳ぎ始めたんだよね。柴犬って泳げるんだって初めて知った瞬間だった。でも上がってきた後、砂まみれの体で俺に飛びついてきて、服が大変なことになったんだけど…まあそれはいい思い出。
公園に戻ろう。
ボール遊びも試してみたんだけど、これがまた面白くてさ。俺が投げたボールをマロンが全力で追いかけるんだけど、取ってきたと思ったら絶対に渡さない。「持ってこい」の意味を完全に誤解してるんだよね、こいつ。ボールを咥えたまま俺の周りをぐるぐる走り回って、近づこうとすると逃げる。これ、遊びとして成立してるのか?って毎回思うんだけど、マロンは楽しそうだからまあいいかってなる。芝生の上に寝転がって空を見上げたら、雲がゆっくり流れていくのが見えた。都会の真ん中にいると忘れがちだけど、空ってこんなに広かったんだなって。マロンは俺の横で舌を出してハァハァ言いながら、それでもまだ遊び足りない顔してた。耳の後ろを掻いてやったら、気持ちよさそうに目を細めて。犬って本当に表情豊かだよな。
16時頃になると、公園には子供連れの家族が増えてきて賑やかになった。小さい男の子がマロンに「わんわん!」って駆け寄ってきたから、「触っても大丈夫ですよ」って声をかけたんだけど、その子のお母さんが「ありがとうございます」って丁寧に挨拶してくれて。マロンは子供が好きだから、尻尾振りまくって喜んでた。男の子が「ふわふわ〜」って言いながらマロンの背中を撫でてる姿を見てたら、なんか微笑ましくてさ。
そういえば最近、ペット用品店の「ドッグパラダイス」で新しいおやつ買ったんだけど、マロンが全然食べなくて困ってるんだよね。せっかく評判良いって聞いて買ったのに。犬の好みって本当に分からない。
帰り道、マロンは満足したのか大人しく横を歩いてた。普段はグイグイ引っ張るくせに、疲れた時だけお利口さんになるんだよな。夕日が傾き始めて、影が長く伸びてた。マロンの影も、俺の影も。
公園で遊ぶって、こんなにシンプルで良いものだったっけ。スマホも見ないで、ただ犬と走り回って、空を見上げて。明日からまた仕事だけど、今日みたいな時間をたまには作らないとな…って思いながら家に帰った。
マロンは家に着いた途端、水をガブ飲みして速攻で寝たけど。

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